ポート・アルバーニで、『あなたは今、幸せですか?』と聞かれた男



バンクーバー島に、ポート・アルバーニという小さな街がある。
私達は、このポート・アルバーニから15kmくらい離れたところにある
Stamp Falls 州立公園に、滝を見に行くのが目的だった。
その滝を見に行った帰り道、私達はぶらっと街に寄ることにした。

←の時計塔の写真をガイドブックで見ていたMoeは、
この場所へと車を走らせた。(もちろん、私のナビで…)
時計塔の周りには、ちょっとしたおみやげ屋と、カフェのようなモノがあるだけで、
これといったモノがあるわけではないが、
静かなところで、雰囲気も良く、落ち着いた街だった。

時計塔の周りをブラブラし、小さなおみやげ屋に入ることにした。
『じゃあ、行ってみよう!』というところで、
年配の女性2人が私達に近づいてきた。

『こんにちは♪』とにこやかに話しかけてきた。
『こんにちは…』と返事だけし、その時点で、私は2、3歩下がったが、
Moeはそのまま、挨拶を交わした。

Moeは、その女性たちの『どこから来たの?』という質問に答え、
『まあ、ずいぶん遠くから来たのね〜!』などと言われていた。
そのうち、話は『クジラは見たの?』だの、『クマはもう見た?』だの、
『白頭ワシは見た?』という話になっていった。
『いや、まだ何も見てないんだ…』と答えると、
『見られるといいわね♪』と励まされたり(?)した。

『今日はこれから、どこに行くの?』という質問に、
Moeは、『キャンベル・リバーに…』と答えると、話も一区切りし、少し「間」があいた。
一人の女性が、パンフレットに視線を落とすと、
『えっと、あなた方は、聖書に興味は…』と、話し始め、
手に持っていたパンフレットをこちらに見せた。

私は「やっぱりそう来たか!!!」と思ったが、
Moeは相変わらず、察しがついていないようで、『???』といった感じだったので、
私はMoeの肩を叩き、振り向いたMoeに、首を横に振って見せた。
そうすると、やっとMoeも気付いたようで、
『いや、興味はありません。』と女性たちに告げ、
『さようなら、よい日を!』とだけ言い残し、足早におみやげ屋さんへと足を向けた。

まさか、こんなところでこんな勧誘(?)に声をかけられるとは
思ってもいなかったので、私達は大笑いだった。
『インフォメーションの人とか、そういう人だと思ったよ…。』とMoeが言うので、
『何で分からないかな〜?私は、声をかけてきたときに分かったよ。』と笑っていた。

私は、そういう系の人たちに、街などで声をかけられることはない。
多分、そういう雰囲気が出ているのだと思うが、
道を聞かれたりとか、そういうこともほとんど無い。
ところが、Moeに聞いてみると、道を聞かれたり、
声をかけられたりすることが、よくあるらしい。
声をかけられたからと言っても、変な話を聞いたりはしないそうだが…。

私は、『こんにちは♪』と声をかけられたときに何故か気づいていた。
確信はなかったが、手に持っているパンフレットや、その人たちの雰囲気だろうか?
(もちろん、パンフレットは英語で書かれていて、
ぱっと見て内容が分かるモノではなかったが…。)
それでも私は、2、3歩下がり、かわそうとしたのだが…。(笑)

実際に、『あなたは今、幸せですか?』と聞かれたわけではないのだが、
あのまま、話を聞いていれば、『あなたは今、幸せですか?』とか、
『あなたのために、お祈りさせて下さい。』とか、
そういう類のことを言われたのではないだろうか?…と私は思っている。(笑)



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